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巣上げ(育雛ケース)


通常、手乗りとする場合は孵化後、2週間から20日くらいに巣上げを行ないます。
巣上げ時では、足環が入らない場合もありますので、雛の大きさを見て足環を着けておきましょう。
巣上げ時期が遅くなると、雛が警戒して挿し餌を食べるのに時間を要します。
また、1ヶ月以上親に育てられた雛では人を警戒する場合があります。

巣上げは、雛の状態と巣の汚れ具合によって判断します。
雛の数が多く、巣の汚れが激しい場合は雛の生死に関わりますので、早めに行ないましょう。

巣上げを行なったら、巣箱は速やかに取り外します。
雛は、体重を測定して記録しましょう。
その後簡単に、身体に異常が無いかをチェックします。

ここで、ペローシス(腱はずれ)の疑いがあれば、処置を行ないます。
一般の方では、獣医さんに相談するのが良いでしょう。
ペローシス(腱はずれ)は孵化後2週間程度であれば、十分に直ります。
また、孵化後10日以内で巣上げをした場合に、適切な処置をしないと、それが原因でペローシス(腱はずれ)になる場合があります。
ご心配な場合は、お気軽にお問い合わせください。

身体の検査後は、速やかに育雛ケースに入れます。
育雛ケースの温度は30℃±2℃程度が最適です。
当方では、ガラス水槽にヒーターと温度計を設置してペパーレットを敷いて使用しています。
ペパーレット等が無く、平らな面に雛を置くと確実にペローシス(腱はずれ)になりますのでご注意下さい。

1〜4羽程度を育てるのでしたら、本ページ左側に掲載のマルカン プラケース ワイドビューフラット BL PW-06FBとGEX ホッとハムぽかヒーター・温度計・ペパーレットがお勧めです。