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サザナミインコ用品












環 境


【生活環境】
サザナミインコにとって良い環境は、野生下の環境を考えると温度的にはかなり低い温度で、湿度的には高い湿度ということになります。
しかし、日本の気候はと言うと夏は高温多湿で冬は低温乾燥ですので、条件的にはあまり良くないということになります。

しかしながら、現代の生活では冷房や暖房などの空調設備がありますのでそれらを利用することによって、良い環境を作ることが可能です。

飼育下においての適温は10℃〜25℃程度です。湿度は50%〜60%が良いでしょう。
勿論、温度が低温で5℃や高温で30℃になっても健康な親鳥であれば全く問題はありません。
湿度については、60%以上でもサザナミインコにとっては全く問題有りませんが、カビの繁殖が急激に多くなりますので、注意が必要です。

現在は、ウイルスやカビなどの繁殖を抑える空気清浄機等がありますので、それらを活用するのが良いでしょう。
特に冬場は湿度が低くなりますので、加湿器や加湿機能付空気清浄機の利用をお勧めします。
春や夏、秋は加湿機能が無い空気清浄機の方が良いでしょう。

夏場の高温時は、風通しが良ければ33℃程度まで大丈夫ですが、口を開けて呼吸をする様ですと体力を消耗しますので、冷房で温度を下げて下さい。

【温度・湿度計】
上記の環境を確認する為に、温度・湿度計は必須です。
1日の最高温度・最低温度を知ることも重要です。
温度・湿度計をケージの近くに設置することをお勧めします。

【ケージの環境】
ケージは広い物ほど、サザナミインコにとっては快適ですが、お世話をする側からすると狭い方が楽と言うことになります。
前記400×400×500mm以上は2羽飼いの場合で、1羽でしたらこれより2回りくらいは小さい物で良いでしょう。
サザナミは基本的に屋内で飼いますので、屋内の温度変化が少ない場所を選びましょう。
殆どの方がコンパニオンバードとして飼いますので、人が一番長い時間生活する部屋で、場所を確保するのが最適です。

ケージ内の環境としては、餌箱や水入れの他におもちゃを入れてサザナミインコがストレス発散出来る様にしましょう。
おもちゃの中には、足の指を引っ掛けたりするものもありますので、注意が必要です。

サザナミインコの健康を維持するには、清潔な環境が一番です。
こまめにケージの清掃を行いサザナミインコが住み易い環境を心がけましょう。

【季節による環境】
サザナミインコの季節による環境を考えて見ましょう。

・春(3月〜5月)
サザナミインコにとっては、大変過ごし易い季節になります。
成鳥のペアであれば、繁殖のシーズンとなります。
この頃から、雛の供給が多くなりますので、新たに飼い始めるには一番良い時期となります。

・夏(6月〜8月)
換羽の時期になります。
換羽期は、体調を崩す場合がありますので、注意が必要です。
また、新しく生えてきた羽には血管が通っていますので、羽が折れた時に出血 した場合には、速やかにその羽を根本から抜いて下さい。
この時期は、日差しが強いので直射日光は基より、レース越しでも短時間にして下さい。
湿度については気にする必要はありませんが、温度が高い場合は冷房が必要となります。

・秋(9月〜11月)
サザナミインコにとっては、2回目の繁殖シーズンとなります。
残暑が厳しい場合もありますが、気候的には良い季節となります。
この季節に新しい仔をお迎えする場合は、冬に向けて暖かい環境を作ることを考えて下さい。
初めての冬を雛や幼鳥で迎える場合は、温度を高めにして下さい。

・冬(12月〜2月)
サザナミインコは比較的低温に強い種類です。
しかし、成鳥以外(雛、幼鳥、老鳥)は暖かくして下さい。
成鳥でも体調を崩した場合は、速やかに保温ケース(30℃程度)に入れて様子を見て下さい。
回復しても、直ぐに外に出さずに、温度を徐々に下げて馴化して下さい。
夜間は、ケージの上から毛布などを掛けて隙間風が入ることを防ぐのも良いでしょう。
この時には、爪が引っ掛からない素材を選びましょう。


尚、サザナミインコは四季を通じて水浴びが大好きです。
冬でも健康維持の為に、水浴びをさせて下さい。
但し、必ず水で行なって下さい。お湯は羽の脂分を溶かしてしまいますので絶対に使用しないで下さい。
水浴びは、小型のプラスチック容器に少量の水を入れて、ケージに入れてやると喜んで水浴びをします。
また、多くのサザナミインコは、なぜか掃除機の音で水浴びを始めます。
たぶん、自然界のスコール等が掃除機の音の周波数と同じなのでしょう!?