注意事項
【人蓄共通感染症に対してのご注意(クラミジアなど)】
通常、飼鳥販売を行っているお店ではクラミジア等の対策を行っております。
しかし、鳥の流通が多く徹底されておらず、特に輸入鳥では感染の危険性が高いのが実情です。
また、個人で繁殖をされている方等では、全く何もしていないケースも多々あります。
従って、以下のことに注意が必要となります。
菌類がロから入る場合が考えられますので、口移しやキスなどは控え、また鳥を触った手は洗浄し、ケージをきちんと掃除する。
放鳥時に落ちた便を片付ける事などは基本ですし、掃除の時に乾燥した糞便の吸い込みなどにも十分注意をして下さい。
ロから入った場合でも、全ての人が発症するわけではありませんが、免疫力の低下している時などには発症し易いのでご注意ください。
お年寄り・お子様は特に免疫力が弱い場合があります。
病中病後などは特に注意する必要があります。
また、人が感染した場合、風邪に似た症状になる為、医師に「鳥を飼育しているので、オウム病の疑いも考えてください。」と説明してください。人から人へは殆ど感染しません。
【サザナミインコの躾について】
サザナミインコが噛んできた場合、ゆっくりと押すようにするのが基本です。
素早く手を引っ込めるのは、よけいに攻撃される場合がありますので注意してください。
【食べてはいけない物】
人間が食べる物を与えないで下さい。(パンやごはん等も良くありません。)
また、チョコレートやアルコール類、ねぎ類、特定のフルーツ(アボガド等)や観葉植物等の葉っぱや花などは鳥にとって毒物となります。
また、電化製品の半田やカーテンウエイトの鉛なども注意が必要です。
誤って食べて具合が悪い場合は、すぐに獣医に相談することをお勧め致します。
【サザナミインコのお世話について】
毎日の餌・水の交換、掃除、定期的な水浴び(霧吹き等含む)は必要です。
また、体重を定期的に計る様にしましょう。
見た目や手に乗せただけでは、体重が落ちていても気付かないケースが多いです。
特に餌をしっかり食べているかは注意して下さい。
【ペレットについて】
ペレットとは、鳥が健康に生きていく為に必要な栄養素を全て含んでいる総合栄養食のことです。
従来の種餌(シード)では、ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸などが不足する場合がありますが、ペレットは、副食(野菜・ボレー粉・塩土など)や栄養補助剤(ビタミン剤)に頼らず、健康維持が容易です。
ペレットは、栄養学的にシード食よりも優れているとして、現在では鳥専門の獣医師の多くが推奨しています。
勿論、種餌(シード) をブレンドしたり、野菜・フルーツ等で栄養バランスを考えて与えることも可能です。
また、おやつには粟穂(赤・白)や燕麦・りんご・とうもろこし(茹でた物)が大好きです。
【体調不良の場合】
サザナミインコの体調が悪くなった場合は、まず暖かくして下さい。
体調が良くない場合、サザナミインコは温度を30℃位にしてやることが重要です。
その後、様子を見て改善が見られない場合は、速やかに獣医師の診断を受けて下さい。