ダーク因子
サザナミインコのダーク因子は、各品種で何れも3段階があります。ダーク因子無し、ダーク因子1、ダーク因子2です。
グリーン系では、グリーン→ダークグリーン→オリーブとなり、ブルー系ではブルー→コバルト→モーヴとなります。
SLGでも、同様にダーク因子の数により色が変化します。
ダーク因子は通常、羽のメラニンに影響しますので、肉眼で見るとかなり違った色に見えますが、例えばモーヴに強い光を照射して見ると、コバルトに見えます。
イノ系でも、同じ様に3段階がありますが、外見的な色には表現されず、遺伝的な変化で現れます。
従って、イノ系では産まれて来た雛の色によって、推測する事となります。
また、親鳥の遺伝情報によって、ダーク因子の数が判る場合もあります。
イノ系の場合は、dd(ダーク因子無し)→Dd(ダーク因子1)→DD(ダーク因子2)で表されます。
ダーク因子は、ダーク因子同士の組合せで交配されないと表現されません。また、その度合いも規則性を持ちます。
ダーク因子は、この様な特徴を持っているので、遺伝的にダーク因子2の個体はどうしても少なくなります。
ダーク因子2は、オリーブ・モーヴ・SLGオリーブ・SLGモーヴとルチノーDD・クリームイノDDなどです。
ダーク因子で興味深いのは、例えばグリーン同士ではグリーンの仔しか生まれませんが、グリーンとダークグリーンの仔ですと、グリーンとダークグリーンが生まれて、ダークグリーン同士ではグリーン、ダークグリーン、オリーブの全てが生まれ、グリーンとオリーブではダークグリーンしか生まれないと言う規則性があります。
これはブルー系に置き換えても同様です。